映画「えんとつ町のプペル」を公開2日後の12月27日(日)に家族4人で観に行ってきました。絵本が原作という異色のアニメ映画で、原作者は西野亮廣さん。絵本作家でキングコングというお笑い芸人をやっている方です。ちなみにオレはキングコングの名前は知ってはいたけど、彼らが活躍していた当時のテレビに興味が薄かったので、どんな人たちだったのかを知りません。
しかし、西野亮廣さんを嫌っているというアンチの方は多いようで、何を隠そうオレの妻や娘もそのうちの一人…いや二人か。なのでこの映画に誘う事がそもそも大変だったのですが、なんとか家族4人で観に行く事ができました。

こんにちは、ぷろとでっす!
ブログ以外にもYouTubeで動画を投稿したりしています。
チャンネル登録者が先日8000人を超えました。
時を遡る事、2か月前。10月27日。
オレは映画「えんとつ町のプペル」のチケットを4枚分購入しました。
なぜこの映画としては無名の作品のチケットを、誰も知らない映画のチケットを、しかも観に行く事を伝えてもいない家族全員分のチケット4枚を公開日の2か月も前に購入したのか?
不思議ですよね。
理由はシンプルで、この映画の行く末を見てみたい気持ちがあったのと、家族全員で観に行きたいという気持ちがあったからです。
くれぐれも言っておきますけど、オレは西野亮廣のオンラインサロンのメンバーではありません。サロンメンバーだからこんな記事を書いているわけではないです。
西野亮廣のオンラインサロンメンバーではない人の「えんとつ町のプペル」の感想は需要があるかなぁと思ったので書いてみます。
まず、オレは西野亮廣の事を知らないと冒頭に言いました。
西野亮廣を知ったキッカケはこの頃よりも遡ること一年ほど前…とあるビジネスコミュニティでその名前が登場したからです。そこで軽く調べてみようとなって、YouTubeで近畿大学卒業式のスピーチ動画を観ました。
この動画を観たら衝撃を受けまして、まずシンプルに話し方が上手いなって思ったんです。
オレはYouTubeで動画を投稿したりしているので、話し方に興味を持っていて、色々と研究してたりしていたんです。この頃はとにかく芸人さんやトップYouTuberの動画をたくさん観て、話し方の勉強をしまくっていました。
そもそもキングコングというお笑い芸人という肩書もありますし、プロの芸人なので話が上手いのは当たり前なのかもしれませんが、その中でも群を抜いて人を引きこむ話し方が上手いなと思ったんです。それで、この動画をキッカケに西野亮廣の事を色々と調べて行ったんです。
すると、まぁビジネス界隈でも相当な結果を出したりしていて、様々な情報を発信しているのを読んだり聞いたりしていると、オレが今まで勉強して学んできた事を体現している人なんだなと思ったんです。
正直、芸人としての知名度を活かして活動しているだけの人とか思っていたので舐めていた部分があったのですが、その知識や経験の豊富さ、思考力や発想力といったものがずば抜けているし、思想に共感してしまいました。
自分が勉強してきたこととの辻褄が合うのでオレが得てきた知識は間違ってなかったんだなとも感じてしまいましたし、それでいて同年代の人なので、もっと頑張ろうと思わせてくれたんですよね。
とは言えオンラインサロンには入っていません。あくまでも参考になる人物の一人としてその情報を追っているだけです。
そんなこんなで、映画を作っている経緯や、エンタメで世界を獲ろうとしている事などを知って、その夢の行く末を少し期待して映画を観に行くかぁと思った次第です。
なんだろ?純粋にこんなに努力してる奴の作った作品がどんな出来栄えなのかを観てやろうとかいう上からにもほどがある目線で観てみたいと思ったんです。
ところが、
どうやらうちの家族の妻と娘はアンチ西野だったという現実が待ち受けています。
話を2020年の10月27日に戻します。

年末にでも久々に家族全員で映画を観に行こうぜ
と提案しました。
映画を妻と2人ではコロナ前まではよく行ったものの、家族全員で映画を観に行ったのはもうずいぶん前で、何年も観に行ってませんでした。
そういうこともあり、
「いいよー何の映画?」
と快く返事を頂いたりしたのですが、

えんとつ町のプペルをみんなで観に行こう!
と、伝えた瞬間…
怪訝な顔をされてしまいました。
どうやらこの西野亮廣という男…相当に嫌われているようです。
胡散臭い
宗教だ。
といった言葉が行き交いました。
とにかく観に行きたくないという一点張りで話にもなりませんでした。
挙句の果てには、一人で4回観に行ってきたらと言われるまでの始末。
オレはただ家族全員で久しぶりに映画を観に行きたいなと声をあげただけだったのですが、ただただ罵倒されて打ちのめされてしまいました……。
年末に家族で映画を観に行くというハードルがこんなに高いとは思いもしませんでした。
とは言え、このまま買ったチケットを無駄にはできません。
作品自体は間違いのないものだと思うのです。
ここで実際に映画を観た感想を言うと、「えんとつ町のプペル」は商品ではなく作品です。ただただエンターティメントで人を楽しませ、そして感動させることに重点を置いた作品です。そこには1ミリも手抜きはないし、商品にありがちな大人の事情が一切含まれないという珍しい純粋な作品です。
とは言え、無理やりに観に行くのも違うと思います。
そこで暫く静観しました。
おそらくですが、西野亮廣さんは作品を届けるためにアレやコレやと仕掛けてくるに違いないと思ったので時を待ちます。
そこで登場したのが予告編です。
作品のクオリティが見てわかるものが登場したので
これをまずは家族に観てもらおうと策を練ます。
丁度我が家ではテレビを買い替えたところで、YouTubeをテレビでも観れるという状態にあったので、家族が集まったところで理由をつけてこの予告編を流してみました。
なんとな~く認知してもらうのが目的です。
そして比較的説得しやすそうな娘から口説いていく作戦に出ます。
娘が行ってもいいかもと思わせる事ができれば、妻も一緒に連れて行きやすいと思ったからです。
息子は映画を観に行きたいタイプではなかったのですが、家族全員で出かけるとなるとついてきてきてくれるので、実質娘を落とせばこの作戦は上手くいくと思いました。
そんな時に娘が「鬼滅の刃」を観に行きたいなとポロっと言ったんです。
これだ!
と思いましたね。
世間は鬼滅ブーム。
鬼滅の刃がアニメでやっていた頃、最初オレは知らなかったんですけど、友達が面白いアニメあるでって教えてくれたのが「鬼滅の刃」でした。
Amazonプライムで一週間遅れで配信されていたので、毎週観るようになったのですが、娘にも勧めてみたところハマって面白いってなっていたのです。
そして、最終回が終わったころに続きは映画でってなっていたので気にはなっていたのです。
ですが、元々は観に行く気はなく、むしろ映画商法かよーとガッカリもしていました。
しかし、娘が観たいと口をこぼした。
ここで映画を観に連れて行く事で返報性の法則が働くかなと思いました。
つまり、娘が観に行きたいという映画を連れて行くことによって、オレが観たいという映画も誘われたら観に行かないと気まずいなという雰囲気が生まれますよね?
そこで、「鬼滅の刃」の映画を観に連れて行くことにしたのです。
もちろん表向きは「鬼滅の刃」めっちゃ観たい雰囲気を装い、プペルのことには一切触れませんでした。
それでいて映画館には10分前には座席につけるように注意しておきました。
なぜなら、
鬼滅の刃の上映前には「えんとつ町のプペル」の予告編が流れることがわかっていたからです。
案の定ですね、これは上手くいって映画を観終わったあとに予告が流れていた話題がでました。
そんなこんなで
こんなんや
こんな感じのものを段階を踏んで見せて行き
もう映画を観に行く雰囲気を作り上げる事で無事に家族全員で「えんとつ町のプペル」を観に行くことに成功しました。
最初はめっちゃ苦しくて、家族全員で映画を観にいくことを諦めかけたのですが、結果的に全員で映画を観に行くことができて満足できました。映画そのものというよりも、そのあとの食事とか買い物とか家族団らんで盛り上がり楽しめたことに価値があったと思います。
家族で映画を観に行くことが出来て本当に良かったなと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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