こんにちは、ぷろとです。
今日はコピーライティングの観点から見る相手に理解されるための効果的なプレゼンテーションというテーマで話します。
今回の話を読む事で、効果的に相手に物事を伝える事が出来るようになります。残念なことに、多くの人は自分の考えを相手に伝える時に間違った伝え方をしてしまっています。その結果、話を聞いてもらえないし、聞いているようでまるで信じてくれないという状態になってしまいます。

ぷろとです。毎日ブログを書いています。文章を書くための考え方や、趣味のゲームの事、感銘を受けた事などを投稿しています。
昨日人間のバランスという記事を書きました。
この記事で、エトス・パトス・ロゴスという話をしました。
エトス・パトス・ロゴスはとても万能で、コピーライティングでも大事な考え方です。
コピーライティングの観点から見るエトス・パトス・ロゴス
さて、相手に物事を伝える場面で多くの人が犯してしまう過ちがある。
それが、ロゴスから伝えてしまうことです。
例えば、

めっちゃいい漫画見つけた!他人に教えたい!読んでもらいたい!
と思ったとしましょう。
ここで他人に話を持ち掛ける時、多くの人が論理から…理屈から話そうとします。
あなたも経験はないでしょうか?
例1

ちょっと聞いて!鬼滅の刃知ってる?

いやー、知らへんなぁ

刀で鬼をやっつけていく漫画やねん。ストーリーもいいし、ヒロインもかわいいし、めっちゃ面白いから読んでみて!

あ、そうなん?今度読んでみるわー(漫画なんて興味ないから適当に流しとこ)
と、相手が興味もないのに自分の伝えたい事を真っ先に話してしまって起きるコミュニケーションエラーです。
相手の事を理解していればこのように話を切り出す事ができます。
例2

ちょっと聞いて!鬼滅の刃って知ってる?

いや、知らないな

今めっちゃ流行ってて、売り切れまで続出したほどの漫画やねんけど、アニメで爆発的に広まってん。

そんな流行ってるの?知らんかったな。実は最近アニメ見なくなったんや。異世界ものばっかりで同じ展開やん?飽きてきてさ。

ドラゴンボールとかワンピースみたいに独特の世界観で久々にきた名作っすよ!

マジ?ドラゴンボールは好きやったなぁ!

オレも見たんやけどストーリーがめちゃ熱なのよ。刀で鬼を倒していくのがメインやねんけど、その表現方法が独特で、すっげー綺麗やし。

面白そうやなぁ。一回見てみるわ
相手の事を理解していれば、そこに合わせて伝えていく事ができます。
今回で言えば、
例1も2も、オレは鬼滅の刃を伝えることが目的。
しかし、
例1では自分が伝えたいことばかりを伝えて、相手を理解していなかった。
論理(ロゴス)から伝えてしまって、相手にされなかったという展開だ。
相手を理解していれば例2のように話を進めることができる。
友人Aは、流行りに弱い。漫画は読まないがアニメが好きという情報を持っていたとしよう。
まずは相手の信頼(エトス)を得るために、流行りやアニメというワードを使った。
最近友人Aがアニメを見なくなったのは知らなかったが、ドラゴンボールは好きという情報は持っていたので、感情(パトス)を動かすために、ドラゴンボールという単語を含める。
友人Aはドラゴンボールに見事に食いつき、最後にオレが伝えたい事(ロゴス)を聞いてもらえることになった。
誰かに何かを伝えたいときは、エトス・パトス・ロゴスの順番で話すと伝わりやすくなる。
これが効果的なプレゼンテーションである。
エトス=人格
パトス=感情
ロゴス=論理
人が誰かに伝えようとするとき、論理や理屈から説明しようとする傾向にあります。
しかしまずは、信頼を獲得しなくては、話を聞こうという態度にはなりません。
エトスの人格とは、人間性でもあり、信頼性のこと。
今回の例では、鬼滅の刃の信頼性を最初に語った。社会的認知度を使って信頼度を高めた。
パトスは感情。相手の感情を刺激するということ。今回の例で言えばアニメという相手の興味であったり、ドラゴンボールという昔の熱い想いを引き出した。
ロゴスは論理で、伝えたかった事。
エトス・パトス・ロゴスの順番はとても大切なのである。

それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました!
エトス・パトス・ロゴスについての理解度を深めるために下記記事もオススメです。
コメント